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ウォールデン 森の生活

[著]ヘンリー・D・ソロー [出版]小学館

 本書は、著者ヘンリー・D・ソローが1845年から約2年間、アメリカのマサチューセッツ州、コンコードにあるウォールデン池のほとりでソロー自身が自給自足の生活をした体験記です。

 

| ソローの生涯:非暴力を貫く

  ヘンリー・D・ソローとは非暴力による抵抗で、後のキング牧師やガンディーに絶大な影響を与えたアメリカ人です。日本では名前があまり知られていませんが、世界的に有名な人です。

 ソローは1週間で小学校の教師をやめました。辞めた理由は、その当時の教育で体罰を使って生徒を指導しており、非暴力主義のソローには耐えられなかったためです。

 ソローは町外れの家に住み、自給自足で暮らし、人頭税(軍隊に払う税金)を拒否したため、牢獄に入りました。

 ソローは牢獄生活を苦痛と感じず、むしろ精神を鍛える場所として利用していました。

 

| ソローはフリーター

 ソローは年間6週間しか働いていません。現代で言うフリーターやニートに値する生活です。

 極力、お金の要らない生活をし、多くの時間を精神の向上に費やしました。

 

| 本書の特徴:絵や解説が豊富

 本書の所々に脚注や絵が掲載されており、何度も読み返したくなる仕組みになっています。

 

| 目次

経済
どこで、なんのために暮らしたか
読書

独り居
訪問者たち
豆畑


ベイカー農場
法の上の法
動物の隣人たち
新築祝い
昔の住民と冬の訪問者
冬の動物
冬の池

結論

 

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