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ダライ・ラマ こころの自伝

[著]ダライ・ラマ ソフィア・ストリル=ルヴェ [出版]春秋社

 本書はソフィア・ストリル=ルヴェ氏がダライ・ラマ法王へのインタビューをし、チベットやチベット仏教、環境について語った内容を集めたものです。

 

| 本書の特徴:解説が多い

  ダライ・ラマ法王のインタビューを集めた本は今までたくさんありました。本書は著者ソフィア・ストリル=ルヴェ氏の解説や補足情報が多いことが特徴的です。

 ダライ・ラマ法王の発言に対する補足的な情報をいたるところに掲載しています。

 

| 人間・僧侶・宗教指導者、3つの視点から見る

 ダライラマ法王が自身を3パターンの立場に分け、チベット・仏教・地球について語ります。「3パターン」とは次のことです
  1. ひとりの人間として
  2. 僧侶として
  3. ダライ・ラマとして
 それぞれの立場からするべき行動・考えを説きます。

 本書は今まで沢山のダライ・ラマインタビュー本やチベット関連本を読んだことのある人からは退屈に見えるでしょう。ダライ・ラマ法王の考えを知りたいという、ダライ・ラマ初心者向けの本です。

 

| 目次

第1部 ひとりの人間として(誰もがそなえている人間性;始めも終わりもない私の生)
第2部 僧侶として(自分が変わる;世界を変える;地球を大切にする)
第3部 ダライ・ラマとして(一九五九年、ダライ・ラマ世界と出会う;世界のすべての方々に呼びかけます


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