[著]エリコ・ロウ [出版]講談社
「死ぬ瞬間」の解説本であり、「死ぬ瞬間」の著者エリザベス・キューブラー・ロス自身の死を追った研究書。
| エリザベスも「死の受容への五段階」を経験する
有名な「死の受容への五段階」提唱したエリザベス・キューブラー・ロス。エリザベス自身は脳梗塞を発症し、否認・怒り・取引・抑うつ・受容の5段階を経験しています。
「死の受容への五段階」については
死ぬ瞬間?死とその過程についてをクリック。
エリザベスの場合、病院で包丁を振り回し、神はヒトラーである、と怒りをあらわにしました。
しかし、その後は自らの病気を受け入れ精神的にも安定し、息を引き取りました。
| 人は死を予感する
患者はよく「迎えが来た」と言うそうです。
ある患者は、亡くなる数日前に、病院のベットの横に羽の生えた人間が立っているのを見たとか。しかも無神論者でも同様の話を聞くそうです。
私の身近な人も、病院で亡くなる人が奇妙な発言(亡くなる数日前に看護士や医者に患者が「お世話になりました」という言葉)をしてから死んでいったと言っていました。
もし死が近づけば神が教えてくれる、と思うと、私は正直うれしいです。
| 目次
はじめに 死は必ず誰にでも訪れるのだから
第1章 上手に死ぬのは至難のわざ
第2章 死に直面した心がたどる5つの過程
第3章 人生の最終章をどう生き抜くか
第4章 終末期の病人をどう支えるか
第5章 後悔を残さないためのコミュニケーション
第6章 最期の安息
第7章 闘病、看病で疲れた心身の癒し
第8章 臨終が近づいた兆し
第9章 愛する人を看取ったあとに
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